委託者の地位は相続できる？
委託者としての地位・権利を相続できるか否かは、その民意信託をどのような方法で信託契約を開始したかによって異なります。
信託契約には、委託者と受託者で信託契約書を交わすことで民事信託を開始させる「契約信託」、遺言書によって信託を開始させる「遺言信託」、など種類があります。
本題の”委託者の地位・権利を相続できるか”に対する答えとしては、遺言信託によって信託開始した場合には、委託者の地位を相続させることはできません。しかしその他の方法で開始した信託契約の委託者の地位・権利については相続することができます。
ただし、上記はいずれもその信託契約に委託者が亡くなったことについての記載がない場合のお話です。信託契約のなかに委託者が亡くなった場合の定めがある場合は、遺言信託であっても、その他の信託であっても、それに従います。
民事信託における委託者とは 関連項目
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